外壁塗装のとき、雨樋・軒天・破風も一緒に塗るべき?付帯部塗装の必要性と費用

2026.05.20

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外壁塗装を検討しているとき、「外壁だけ塗り直せばいい」と思っている方は少なくありません。ただ、外壁だけをきれいにしたあとで「なんかイメージと違う」「古さが残っている気がする」と感じる方も多いです。

その原因のほとんどは、外壁以外の部分——雨樋・軒天・破風といった「付帯部」の状態にあります。外壁がきれいになっても、付帯部が色あせたままだと、建物全体としての仕上がりに統一感が出ません。

この記事では、付帯部とは何か、なぜ外壁塗装と同時に施工すべきなのか、費用の目安はどれくらいかを順番に解説します。

付帯部とは何か|外壁以外で塗装が必要な箇所

付帯部とは、外壁以外の外装部分のことです。建物の外側には、外壁以外にもさまざまな部材があり、それぞれが紫外線・雨・熱にさらされて劣化していきます。

主な付帯部は以下の通りです。

雨樋(あまどい)
屋根から流れ落ちる雨水を集めて地面へ排水するパイプ状の部材です。塩化ビニール製のものが多く、紫外線で色あせや劣化が進みます。割れや詰まりが起きると、外壁や基礎への雨水侵入につながります。

軒天(のきてん)
屋根の軒部分の裏側、つまり外壁より外に出ている屋根の裏面のことです。直接雨が当たりにくい反面、湿気がこもりやすくカビや剥がれが発生しやすい箇所です。白や薄いグレーで塗装されていることが多く、変色すると目立ちます。

破風・鼻隠し(はふ・はなかくし)
屋根の妻側(三角形になっている部分)の端に取り付けられた板が破風、軒先の端に取り付けられた板が鼻隠しです。雨や風が直接当たりやすく、劣化が進みやすい箇所のひとつです。

幕板・帯板(まくいた・おびいた)
外壁の途中に横一線に取り付けられた装飾的な板です。1階と2階の境目に設置されることが多く、外壁との色合わせが仕上がりの印象に大きく影響します。

庇(ひさし)
窓や玄関の上に設置された小さな屋根のことです。鉄製のものは特にサビが発生しやすく、放置すると外壁への汚れの原因にもなります。

鉄部(てつぶ)
シャッターボックス・フェンス・手すりなど、金属製の部材全般です。サビが発生すると見た目が悪くなるだけでなく、腐食が進んで強度が落ちます。

なぜ外壁塗装と同時に施工すべきか

足場代が1回で済む

外壁塗装と付帯部塗装を同時に行う最大のメリットは、足場代が1回分で済むことです。

外壁・屋根・付帯部の塗装工事には、仮設足場の設置が必要です。足場代は建物の大きさによって異なりますが、一般的な2階建て住宅で15〜25万円程度が目安です。外壁だけ先に塗装して、後から付帯部だけ塗り直そうとすると、再び足場を組む必要が生じ、その分の費用が丸ごと追加でかかります。

同時施工にすることで、この足場代を一度に抑えられます。付帯部の塗装費用は外壁に比べると小さい金額ですが、足場代が節約できる分のトータルコストは大きくなります。

仕上がりの統一感が出る

外壁と付帯部を同じタイミングで塗装することで、色のバランスを整えながら仕上げることができます。

外壁の色を変えたとき、雨樋や破風が以前のままの色だと、全体のバランスが崩れて見えることがあります。逆に付帯部の色を外壁に合わせて調整することで、建物全体としての完成度が上がります。

雄美塗建ではカラーシミュレーションとA4サイズの実物見本板を使った色選びサポートを行っています。外壁だけでなく付帯部も含めた全体のバランスを確認しながら色を決められるため、「イメージと違った」という後悔が起きにくくなります。

劣化を早期に発見できる

足場を組んで作業する機会は、普段は目が届かない箇所を近くで確認できる貴重なタイミングです。外壁塗装と合わせて付帯部の状態も確認することで、軒天のカビ・破風のひび割れ・鉄部のサビなど、地上からは気づきにくい劣化を早期に発見できます。

放置すると大きな修繕が必要になりかねない箇所を、塗装のタイミングで見つけて対処できることは、長い目で見たコスト削減にもつながります。

付帯部ごとの特徴と注意点

雨樋

塩化ビニール製の雨樋は、塗料の密着性を高めるための下地処理が重要です。適切な下地処理なしに塗装すると、すぐに剥がれてしまうことがあります。また、雨樋自体が割れていたり、勾配がずれていたりする場合は、塗装だけでは対処できないため、補修・交換を合わせて検討する必要があります。

軒天

湿気がこもりやすい環境のため、透湿性(湿気を逃がす性質)のある塗料を選ぶことが重要です。通気性のない塗料で密閉してしまうと、内部に湿気がこもってかえって劣化を早めることになります。カビが発生している場合は、塗装前にカビ取り処理を行う必要があります。

破風・鼻隠し

雨風が直接当たるため、耐候性の高い塗料を選ぶことが重要です。素材が木製の場合は特に劣化が進みやすく、腐食が進んでいると塗装だけでは対処しきれないことがあります。状態によっては板材の交換が必要になるため、現地調査の段階で状態を確認しておくことが大切です。

幕板・帯板

外壁との境目に取り付けられているため、コーキング(シーリング)の状態も合わせて確認が必要です。コーキングが劣化していると、隙間から雨水が侵入して内部を傷める原因になります。塗装と合わせてコーキングの打ち替えも検討しましょう。

庇・鉄部

サビが発生している場合は、まずケレン(研磨してサビを除去する作業)を行い、サビ止め塗料を塗ってから仕上げ塗料を重ねる工程が必要です。この工程を省くと、すぐにサビが再発します。軽微なサビの段階で対処することで、腐食の進行を防ぎ、長持ちさせることができます。

費用の目安

付帯部塗装の費用は、部材の種類・範囲・使用する塗料によって異なります。参考として以下の目安をご覧ください。

箇所費用の目安
雨樋(全体)3〜8万円
軒天3〜8万円
破風・鼻隠し3〜8万円
幕板・帯板2〜5万円
庇・鉄部2〜5万円

外壁塗装と同時施工にすることで足場代が節約できるため、トータルコストを抑えながらすべての箇所を整えることができます。

なお、付帯部の状態によっては塗装だけでなく部材の補修・交換が必要になることがあります。正確な費用は現地調査をもとにした見積もりでないと確認できません。「付帯部も含めて見てほしい」という段階からご相談いただけます。

外壁塗装は「外壁だけ」で完結しない

外壁塗装のタイミングで付帯部も一緒に施工することには、足場代の節約・仕上がりの統一感・劣化の早期発見という3つのメリットがあります。外壁だけをきれいにして「なんか違う」と感じないためにも、付帯部まで含めた全体計画で進めることをおすすめします。

雄美塗建では、外壁・屋根・付帯部すべてを含めた無料現地調査・無料お見積もりを承っています。カラーシミュレーションやA4サイズの実物見本板を使った色選びサポートも充実していますので、「まず見てもらうだけ」という段階からお気軽にご相談ください。


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